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September 7 2024

ヒロシマとポスターについて。


先月、「広島平和ポスターコンペティション 2024」の入賞入選作品が発表されました。
広島平和ポスターコンペティションは、JAGDA 広島支部主催のコンペで、広島の学生たちが各々の考える「平和」をテーマにポスターを制作します。私も大学生のときには、毎年このコンペに応募していました。

入賞入選作品を見ていると、戦争の恐ろしさを前面に押し出したポスターもあれば、日常のシーンを切り取ったポスターもあり、学生一人一人が「平和」という大きなテーマに向き合ってきたからこそ、ここまで訴えかけてくるビジュアルが作れたのだと改めて感じました。
とくにグランプリの作品は、モチーフのリトルボーイの黒々とした表面とポスターの背景の綺麗な白とのコントラストで、パッと見たときのインパクトがとても大きくて、目前に迫りくる恐怖にドキッとさせられました。

「ヒロシマアピールズ」ポスターも同時期に公開されました。このポスターは、毎年1枚JAGDAを代表するデザイナーによって制作され、今年は副田高行氏による被爆者の遺品の写真を使用したポスターでした。写真だからこそ、ヒロシマの8月6日を体験していない私たちの世代にも、より鮮明にリアルを突きつけられる作品だと思いました。

平和ポスター・ヒロシマアピールズの作品を拝見して、改めて「平和」について考えさせられると共に、ポスターという媒体の持つ視覚的な宣伝力の強さを実感しました。

Text & Illustration : あふれるstaff わかニャン

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