宮崎に来てから、色々なカフェや居酒屋さんに行って、おいしいご飯を満喫している私の趣味?の一つとして「お店のメニュー表を見ること」が挙げられます。
優柔不断で人よりメニュー表を眺めている時間が長いということもあるかもしれませんが、お店のコンセプトに合ったこだわりのあるメニュー表を見ると「お!」となんだか嬉しくなります。
ある居酒屋さんでは、太くて力強い筆書きで、料理の名前がメニュー表いっぱいに所狭しと並んでいました。これを見て「お店の雰囲気に合ったかっこいいメニュー表だな」と思う一方で、「初めてこのお店に来た人はこのメニュー表から自分の食べたいものを探すのが大変そうだな」とも思いました。
続いて、あるカフェでは、色鉛筆を使った柔らかいタッチのイラストでメニューが描かれていて、古民家を利用して造られたカフェのあたたかい雰囲気にとても合っていましたが、メニュー表がラミネートされてギラついていることで、なんだかせっかくのイラストの良さが損なわれているように感じました。これを見て「持ったときに質感が手に伝わるような紙であればな」と思う一方で、「アットホームな雰囲気で家族連れが多く利用するとしたら、頑丈な素材の方が長く使えるのかも」とも思いました。
色々なメニュー表を見ていると、見た目だけじゃなくて、どんな人がどんなことを目的としてその場所を利用するのかをしっかりと見極めた上でデザインをしていくことが大切だと感じました。
いつか私も素敵なカフェのメニュー表をデザインしてみたいです。
Text & Illustration : あふれるstaff わかニャン